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倭姫命と斎宮 〜伊勢神宮を支えた皇女〜
はじめに 伊勢神宮の歴史を語るとき、必ず登場する二つの存在があります。一つは、天照大御神を伊勢へと導いた皇女・倭姫命(やまとひめのみこと)。もう一つは、天皇の代わりに伊勢神宮に奉仕した未婚の皇族女性・斎王(さいおう)と、その居所である斎宮(さいくう)です。...


伊勢津彦と船形埴輪 ― 古代伊勢湾岸の首長と神話・考古の交差点
1. はじめに 三重県松阪市宝塚町にある宝塚古墳は、全長およそ140メートルの前方後円墳で、5世紀前半に築かれたと考えられています。ここから出土した船形埴輪は全長約90センチと日本最大級で、当時は赤く塗られていました。これは単なる副葬品というより、伊勢湾岸の水運支配や海人族...


鹿と神さま──神々のそばにいる動物
神社巡りをしていると、あちこちで 鹿 と出会います。 それは単なる動物としての鹿ではなく、どこか神聖さを帯びた存在として、神々のそばに佇んでいます。 ◆ 鹿信仰の古層 鹿の信仰はとても古く、縄文時代の狩猟採集文化にまでさかのぼると言われます。その後、海人系の民(渡来系含む)...
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