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三重県 伊射波神社・伊雑宮

更新日:2 日前


三重県志摩地域にある古社、伊射波神社と伊雑宮に行きました。


伊射波神社について


●所在地:三重県鳥羽市安楽島町

●ご祭神 稚日女尊(わかひるめのみこと)

天照大神の妹神または分霊とされる女神で、織物・産業・芸術などの守護神。

●配祀:須佐之男命(すさのおのみこと)、大若子命(おおわくこのみこと)など


● ご由緒と歴史

創祀は極めて古く、詳細な創建年代は不詳ですが、神代にさかのぼるとも伝えられています。


伊勢神宮との関係も古く、倭姫命が天照大神の御鎮座地を探す旅の途上で立ち寄ったと伝わる地のひとつ。


平安時代には『延喜式神名帳』に記載される式内社(志摩国答志郡 伊射波神社)で、官社としての格式を持っていました。


志摩国一宮とされていた時期もあるという説もあり、古代から地域の中心的信仰を担ってきました。


● 特徴

海辺の断崖に鎮座し、古代から海上交通・漁業の守護神とされ、地元の漁民たちに篤く信仰されてきました。

御神体は岩石ともされ、磐座信仰の形跡も残っています。


けっこうきつい坂を上っていった先にあります。


海沿いに鳥居があり、昔の人は船で来たという話も。きれいな海です。


神殿の周囲に磐座が見られました。個人的には神殿よりも磐座のほうが気になって仕方なかった。何を祀ってるんだろう?いつから祀られてるんだろう??


伊雑宮(いざわのみや)について

●所在地:三重県志摩市磯部町


● ご祭神

天照大神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)

 伊勢神宮内宮の天照大神の「御魂」、すなわち荒魂的な性格を持つ別宮。


● ご由緒と歴史

内宮の別宮の一つで、正宮に次ぐ格式をもつ。

古くは「伊佐波登美命(いざわとみのみこと)」が祭祀を行ったことから「伊雑宮」と称されたとの説あり。

倭姫命が天照大神の鎮座地を探していた旅の途中に、この地にも立ち寄り、神を祀ったという伝承があります。


平安時代にはすでに神宮の別宮とされており、『延喜式』にも記載。

中世には志摩地方の神社の中で特に重視され、「志摩国一宮」とも呼ばれました。


● 特徴

神宮の別宮でありながらも、地元独自の信仰も非常に強く、地域に根差した祭祀が続いている。

伊勢神宮の神域から離れた場所にある別宮として、内宮と志摩の地元信仰をつなぐ象徴的存在です。


遷宮がおこなわれるようなので、見た目が伊勢神宮と近しいです。


木が太くて力強い。森林は途中から立ち入り禁止になっていますが、その先に何かありそうでめっちゃ気になった。


どちらの神社も人里離れたところにあるけど、エネルギーのみなぎる場所でした。


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