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長野 戸隠神社


長野県、戸隠神社。

山岳密教の霊場として戸隠に行者が入るようになった平安時代には、農耕の水を司る「九頭竜」が戸隠の神様だったそうです。

鎌倉時代の頃には、高野山、比叡山に匹敵する一大霊場でした。

室町時代になって、修行僧のひとり有通が、戸隠に関する数々の縁起本を整理・編集した『戸隠山顕光寺流記』の中で、天岩戸について書き記して以来、戸隠神社の御祭神は、岩戸開きに関わった神々と地主神であることが、神社の由緒として語り伝えられてきました。(戸隠神社ウェブサイトより)


戸隠神社は山麓から、宝光社、火之御子社、中社、奥社の4つがあります。


火之御子社

天照大神を岩戸から誘い出したアメノウズメノミコトが祀られています。

神仏習合時代、他の院は僧が奉仕していましたが、火之御子社だけは神職が奉仕していたそうです。他とは違って雰囲気が神社っぽい。


ところで、「火之御子社」の名前と、天鈿女命は一見関係があるように見えない気がします。創建も1098年と新しい。創建の経緯が何かあったのか、気になるところです。



戸隠中社

「八幡鳥居」のようです。明神系の鳥居は神仏習合の色合いが強いため、一般に華やかであるとされていますが、端がピーンと反っていてりりしい。


手水舎の後ろには小さな滝があり、「日吉社」に瀧津姫命(たきつひめのみこと)がまつられています。


ちなみに京都の比叡山にある「日吉大社」は、延暦寺より古くからあり、延暦寺を開いた最澄は、比叡山の麓に鎮座する日吉大社の神々を延暦寺の守護神にしました。戸隠神社を建てた時も、同じように元々あった山の神々を守護神としてまつったのでしょうか?


中社のご祭神は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)。岩戸開きの作戦立案者で、神楽を創案したとされます。



中社から奥社に向かって登っていくと、途中、「女人堂」がありました。

戸隠はかつては女人禁制で、ここから先を越えた比丘尼が石になった伝説があるとか。


奥社


雪の季節なので参拝は出来ません。

主祭神は天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)で、 天岩戸をこじ開けた力の神。

かつては宿坊がたくさんあったそうですが、今は静かな神社です。



ちなみに今回行けなかったのですが、いちばん麓にある宝光社に磐座があるらしいです!

それが見たかった!また行かねば。

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