古代祭祀ののこる下鴨神社
- ayamis2901
- 3月24日
- 読了時間: 3分
今回は、京都、下鴨神社探検。
<下鴨神社について>
下鴨神社は、京都市左京区にある古社で、上賀茂神社(賀茂別雷神社)とともに、賀茂氏の氏神を祀る賀茂神社の一つで、平安京遷都(794年)以前から存在する古社です。
🔹 主祭神
賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)→ 賀茂氏の祖神で、初代神武天皇の東征に際して八咫烏(やたがらす)に化身して導いたとされています。道開き・導きの神とされます。
玉依媛命(たまよりひめのみこと)→ 賀茂建角身命の娘であり、賀茂別雷神(上賀茂神社の祭神)の母。縁結び・安産・育児の神として信仰されています。
🔹 歴史と由緒
創建時期は明確ではありませんが、紀元前から存在していたと伝えられています。『山城国風土記』によると、賀茂氏が祖神を祀ったことに始まるとされています。
平安時代以降は、天皇家や貴族から厚い崇敬を受けました。
源氏物語や『枕草子』にも登場し、古代から文学や文化と深く関わっています。
現在も葵祭は京都三大祭りの一つとして毎年5月に開催され、平安貴族の装束で行われる行列が有名です。
🔹 おすすめスポット
✅ 糺の森(ただすのもり)
神社の境内に広がる原生林で、平安以前の自然が残る神聖な森。
鎮守の森として保護されており、清らかな瀬見の小川が流れています。
✅ 御手洗社と御手洗池
下鴨神社の摂社で、瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)を祀っています。
7月に行われる「御手洗祭(足つけ神事)」では、参拝者が御手洗池に足を浸して無病息災を祈ります。
瀬織津姫は罪や穢れを祓う神であり、禊祓(みそぎはらえ)の神事と関わりがあります。
まず、鳥居の外にいきなり祓社発見。
道を向って鳥居と反対側に建てられているのが不思議。

鳥居の奥にある言社(ことしゃ)は、生まれた干支によって参拝する場所が異なります。

奥に瀬織津姫がまつられている井上社あり。
ここの湧き水がみたらし団子の発祥となっている。
透き通った水を感じるおやしろ。
逢拝所。厳かな雰囲気を感じる。かなり古くからありそう。

下鴨神社は古代祭祀遺跡の場所でもあり、大和朝廷からの使いが雨乞いをしていたそう。
江戸時代にも雨ごいの祭祀が行われている記録があるとか。

糺の森にも、水に関係する祭祀のあとが見られる。


斎王も祭られている。

鴨氏の始祖神。

河崎社(こうさきのやしろ、もとは鴨氏の集落の社)と、河合神社(神武天皇の母神)。
河崎とか河合とか、川が多いなあ。
同じ水の神社である貴船神社もまつられている。阿吽の「あ」がこっち向いてるのが気になった
最後、「唐崎社紅葉橋」というところで、また川と瀬織津姫を発見。気高そうな鯉が泳いでた。


おわり。
アクセス情報
所在地:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
アクセス:
京阪電車「出町柳駅」から徒歩約10分
市バス「下鴨神社前」下車すぐ
参拝時間:6:30~17:00(時期によって異なる)
拝観料:無料(特別拝観や行事時は有料の場合あり)
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