top of page

古代祭祀ののこる下鴨神社

今回は、京都、下鴨神社探検。


<下鴨神社について>

下鴨神社は、京都市左京区にある古社で、上賀茂神社(賀茂別雷神社)とともに、賀茂氏の氏神を祀る賀茂神社の一つで、平安京遷都(794年)以前から存在する古社です。


🔹 主祭神

  • 賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)→ 賀茂氏の祖神で、初代神武天皇の東征に際して八咫烏(やたがらす)に化身して導いたとされています。道開き・導きの神とされます。

  • 玉依媛命(たまよりひめのみこと)→ 賀茂建角身命の娘であり、賀茂別雷神(上賀茂神社の祭神)の母。縁結び・安産・育児の神として信仰されています。


🔹 歴史と由緒

  • 創建時期は明確ではありませんが、紀元前から存在していたと伝えられています。『山城国風土記』によると、賀茂氏が祖神を祀ったことに始まるとされています。

  • 平安時代以降は、天皇家や貴族から厚い崇敬を受けました。

  • 源氏物語や『枕草子』にも登場し、古代から文学や文化と深く関わっています。

  • 現在も葵祭は京都三大祭りの一つとして毎年5月に開催され、平安貴族の装束で行われる行列が有名です。


🔹 おすすめスポット

✅ 糺の森(ただすのもり)

  • 神社の境内に広がる原生林で、平安以前の自然が残る神聖な森。

  • 鎮守の森として保護されており、清らかな瀬見の小川が流れています。

✅ 御手洗社と御手洗池

  • 下鴨神社の摂社で、瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)を祀っています。

  • 7月に行われる「御手洗祭(足つけ神事)」では、参拝者が御手洗池に足を浸して無病息災を祈ります。

  • 瀬織津姫は罪や穢れを祓う神であり、禊祓(みそぎはらえ)の神事と関わりがあります。



まず、鳥居の外にいきなり祓社発見。

道を向って鳥居と反対側に建てられているのが不思議。


鳥居の奥にある言社(ことしゃ)は、生まれた干支によって参拝する場所が異なります。

なんの並び順なんだろう。方角とかも関係なさそうな並び。子(ね)と午(うま)だけは神様がそれぞれあり、ほかは2つの干支でセットになっているというのも気になる。子と午の年は何か重要な守りが必要なのか・・?
なんの並び順なんだろう。方角とかも関係なさそうな並び。子(ね)と午(うま)だけは神様がそれぞれあり、ほかは2つの干支でセットになっているというのも気になる。子と午の年は何か重要な守りが必要なのか・・?

奥に瀬織津姫がまつられている井上社あり。

ここの湧き水がみたらし団子の発祥となっている。

透き通った水を感じるおやしろ。




逢拝所。厳かな雰囲気を感じる。かなり古くからありそう。



下鴨神社は古代祭祀遺跡の場所でもあり、大和朝廷からの使いが雨乞いをしていたそう。

江戸時代にも雨ごいの祭祀が行われている記録があるとか。


糺の森にも、水に関係する祭祀のあとが見られる。


祭祀場。なにかの形になるように石が並べられている。
祭祀場。なにかの形になるように石が並べられている。

斎王も祭られている。



鴨氏の始祖神。



河崎社(こうさきのやしろ、もとは鴨氏の集落の社)と、河合神社(神武天皇の母神)。

河崎とか河合とか、川が多いなあ。






同じ水の神社である貴船神社もまつられている。阿吽の「あ」がこっち向いてるのが気になった





最後、「唐崎社紅葉橋」というところで、また川と瀬織津姫を発見。気高そうな鯉が泳いでた。




おわり。


アクセス情報

  • 所在地:京都府京都市左京区下鴨泉川町59

  • アクセス

    • 京阪電車「出町柳駅」から徒歩約10分

    • 市バス「下鴨神社前」下車すぐ

  • 参拝時間:6:30~17:00(時期によって異なる)

  • 拝観料:無料(特別拝観や行事時は有料の場合あり)

Kommentarer


© 2025 by Shiro

bottom of page